2016年06月25日

我が心に生きるロジャー・ティリソン

ここ数週間、ロジャーの歌を唄い続けている。
真似から始まって、試行錯誤を繰り返している。
発音、抑揚、発声法…
どれもままならない。
生きた時代、場所、取り囲む環境、すべて違う。
そして、すべて敵わない。
ロジャーの曲の良さ、表現力、わからん人には、わからないだろう。
実際に真横で観ていた当時の僕ですら、わからないでいた。
歌も決して上手くないし、ギターも決して上手くないと、当時は思っていた。
でも、うまい下手よりも、大切なことがあると今更、学んだ。それは表現者として、一番大切なことかも知れない。

今、僕はロジャーに近付こうとして、埋まらない差に打ちひしがれて、もがいている。

ロジャーが死んだから、その差は埋まらないのか?
それだけではない。

真似は辞めて、ロジャーと同じように心を込めて歌うと(英語は半分くらいしか理解していないが)いくらか近づいた気がする。

ロジャー、いま僕は、あなたの歌を唄っている。
あなたと同じ気持ちになろうとしている。

これまで出会った誰よりも優しい人間に、僕も近づきたい。

こんな機会を与えてくれた、ロジャー、バンドメンバー、関係者、ファンの皆さんに心から感謝しています。

この歳になって、歌うことの意義を少し理解しました。

みんなの前に立つ時には、聴いた人が同じように感じてもらえるように、練習します。

んーと、酔っ払ってます。



master_bay at 00:31│Comments(0)TrackBack(0) DIALY 

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