2016年08月

2016年08月29日

転がり出した!

シンガーソングナイターvol.9復活特別篇にお越しいただいた皆様、応援してくださった皆様、テソンくん、優作くん、ガンホ、潤くん、スタッフ関係者の皆様、本当にありがとうございました。

そして、ムジカジャポニカ10周年おめでとう!

本当に良い夜になりました。

自分の声はどのくらいのものか、自分ではわかりませんが、三者三様の声がお客さんの心に響いたのではないでしょうか。

枯れた音から入って甘く太く伸びる男前な声! リー・テソン!
魂を絞って声にする良元優作!

早朝移動で睡眠不足やったので、この日はお酒を飲まずに舞台に上がろうと思ってました。飲むと疲れがドッと出るんじゃないかと。

でも、テソンくんの三曲目くらいで、焼酎を飲んでしまいました。
心を鷲掴みにされて、飲んでもっと心を開いて聴きたい!思ってしまった訳です。
2号線が歌詞に出てくる歌で、彼のバックボーンが浮かんできて、なんでか泣きそうになりました。

開いてしまった心に優作くんの歌は、土足で踏み込んで来て、無茶苦茶に踏み荒らそうとするので、楽屋に逃げました。
石、ジェラスガイ…この辺りでまたもや涙腺にきたので、餃子臭いおっさんで、一目散に。

あいつらに勝たなあかん!俺はどうしたら勝てるんや?今さらごちゃごちゃ考えてもしゃあーない、思いっきりやるだけや!そんな心持ちでステージに向かいました。

歌い始めて、数曲目でそんなことは忘れて、気持ち良く歌えた。
つけ髭は集中力を削ぐので1曲目が終わって取りました

最後に出演者全員でイムジン河を歌いました。この曲にした経緯は、ライブの最中にも話しましたが、テソンくんとのメールのやり取りの中で、僕が洒落で釜山港に帰れかイムジン河にしよか?言うたら、イムジン河いいですね!と返事が来たからで、メールの返事がガンホと同じくらい遅い優作くんは、事後承諾になってしまった。

ムジカジャポニカでライブすることが決まって、誰を呼ぶかと考えた時、真っ先に浮かんだのがテソンくんと優作くんで、僕を含む出演者3人とも在日コリアンやった。
それで、イムジン河か釜山港に帰れ。

3人とも育った環境が違うので、自分のルーツに対する思いも違うだろう。
楽屋でもそれは感じた。
あえて、そこを掘り下げて聞くこともしなかったが、僕が一番こだわっているかも知れない。

在日コリアンっぽい名前の人が活躍してたり、活躍してる人が在日やと聞くと嬉しくなる。その理由は何やろ?
こんな例を思いついた。
海外で暮らしていて、その土地で日本人らしい人を見かけた。話しかけると思った通り日本人で、なんと同じ南大阪人やないか!岸和田?俺、泉大津!みたいなそんな気持ちかな?と。

日本人なら、同郷の人の活躍を嬉しく思うのと同じかな?
それに近い気がする。
特に、人見知りな僕なんかは、そんな共通点があったら、話しかけやすいし、人見知りな分、それにすがってしまうのかも知れない。

そうか、俺が人見知りなだけか。

イムジン河、僕にとっても、いろんな意味で敷居が高かった曲です。
あまり在日やということをアピールしてるように見られると、イロモノ扱いされそうなのと、その方面からのお誘いを受けそうやから。
お誘いとはどういうことかと言うと、在日による在日のためのイベントみたいなやつに出て欲しいと言われる。実際に、誘われてお断りしたこともある。
そんな場所で普段通りの自分の曲をやって受け入れられるのか?
色付けされてしまう恐れと、受け入れられるのかという恐れ。結局のところ、自分に自信がなかった。

今回はさらに踏み込んで朝鮮語で歌った。もちろん初めてのことだ。
自信がついたと言うよりかは、吹っ切れたと言うか…受け入れようと思うようになったと言うか…

この微妙なご時世に、微妙な立場の僕が活動することで、誰かが勇気付けられたり、相互理解の小さなきっかけになれたりしたら、嬉しいなぁと。

余談ですが、ガンホは翌日のバンド練習にも同じハンチングを被ってきて、ゴッパチいうあだ名をつけられてました。ゴッパチいうのは、マイクのことです。今度、ガンホの頭に向かって歌ってやろかしら。





master_bay at 10:25|PermalinkComments(4)TrackBack(0)DIALY